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植物タンニンでなめした、革本来の肌模様が活きる国産の豚革
厚みは1.2mm程度で軽く、ハリがありながらも、柔らかな植物タンニンなめし豚革。ハリがあるので裏地がいらず一枚仕立ての製作も可能で、軽やかな革製品に仕上がります。
このページでは、そんな「植物タンニンなめし豚革」シリーズで使われている革の魅力を、じっくりお伝えします。
■植物タンニンなめしで、じっくりとエイジングを楽しめる
革のなめし方法には、大きくクロームなめしと植物タンニンなめしの2種類に分けられます。
植物タンニンなめしの豚革は植物から取れるタンニンという成分を使ってなめしたものです。
クロームなめしとの違いは、経年変化しやすく、エイジングを楽しめること。
どちらのなめし法が優れているということはありませんが、
革をじっくり育てて、自分だけの風合いにしたい方にはおすすめです。
画像は左が新品、右が使い込んだ植物タンニンなめしの豚革です。
使っていくうちに、革は経年変化し、艶や色に深みが増します。
そして柔らかく変化し、使った人の手に馴染む、愛着のわく革製品へと育ちます。
■国産の高品質な豚革を使用
植物タンニンなめし豚革シリーズの革は一貫して国内で作られています。
東京は豚革の1大産地。
食肉の副産物として作られる豚革は、世界にも輸出されています。
また、品質の良い革として、高く評価されています。
■自然のままの風合いを活かした肌模様
植物タンニンなめし豚革シリーズの革は、表面をコーティングせず、
自然に生まれる肌模様を活かしています。
豚の個体差がそのまま革に反映されるため、作られる製品ごとにも唯一無二の魅力が生まれます。
革の肌模様を生み出す要素は、以下のようなものがあります。
[毛穴]
豚の毛穴は三角形に並んだ3つの毛穴が1セットとなっているのが特徴です。
皮膚にしっかりと貫通しており、部位によってははっきりと目立つことがあります。
[傷やシワ]
豚革は他の革より傷がつきやすく、
特に、頭を擦り付けるなどした時についた傷がついていることが多くあります。
また、伸ばすことのできないシワも入っていることがあります。
[キメや厚みの差]
豚革は、お尻が一番繊維が細かく、詰まって厚みがあります。
その次に頭側、お腹側の順に緩く、柔らかく、薄くなってゆきます。
[毛足の長さや色のムラ]
部位による繊維の質感の違いによって、
毛足の長さや色の染まり方に差が生じ、ムラとなることがあります。
■生きた証、天然の風合いを生かした商品作り
TOKYO LEATHER FACTORYでは、豚革を贅沢に大きく使用しているため、
上記のような傷やシワ、部位による質感の差なども、天然の風合いとして入れております。
できるだけ、商品の目立たない部分に入るように製作しておりますが、
ご了承の上、お買い求めください。